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【2025NBAプレイオフ】死闘決着!ナゲッツ対クリッパーズ、運命の第7戦はどちらに微笑んだのか?

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【2025NBAプレイオフ】死闘決着!ナゲッツ対クリッパーズ、運命の第7戦はどちらに微笑んだのか?

はじめに

2025年のNBAプレイオフ・ファーストラウンド、デンバー・ナゲッツ対ロサンゼルス・クリッパーズのシリーズは、最終第7戦までもつれ込む大熱戦となりました。
両チームが3勝3敗で迎えた運命の一戦。勝者がカンファレンス・セミファイナルへ進出し、敗者はシーズン終了となる、まさに天国と地獄を分ける戦いです。
舞台は標高約1600メートル、ナゲッツの本拠地ボール・アリーナ。ホームコートアドバンテージを持つナゲッツが有利か、それとも崖っぷちで驚異的な粘りを見せてきたクリッパーズが下剋上を果たすのか。
世界中のNBAファンが固唾を飲んで見守ったこの一戦を、興奮冷めやらぬうちに振り返ってみましょう。


序盤の攻防:一進一退の展開

試合は、第7戦特有の緊張感に包まれて始まりました。クリッパーズは、この大一番に向けて集中力を高めており、第1クォーターを26-21とリードして終えます。カワイ・レナードを中心に、アウェイながらも序盤の主導権を握ろうとします。一方のナゲッツも、ニコラ・ヨキッチ、ジャマール・マレーの二枚看板が応戦。一進一退の攻防が繰り広げられ、どちらに流れが傾くか予測できない展開となりました。レギュラーシーズンを同じ50勝32敗で終えた両チームの実力が拮抗していることを示すような立ち上がりでした。  


試合の転換点:ナゲッツの猛攻

しかし、第2クォーターに入ると試合の様相は一変します。ナゲッツが驚異的な猛攻を見せ、このクォーターだけで37-21とクリッパーズを圧倒。前半を終えてナゲッツが58-47と11点のリードを奪います。  

そして、勝負の後半、第3クォーター。ナゲッツの勢いは止まりませんでした。カワイ・レナードの3ポイントでクリッパーズが点差を8点に縮めた直後、ナゲッツは怒涛の17-0ランを敢行。ディフェンスでクリッパーズの得点を完全に封じ込め、オフェンスでは流れるような連携から次々と得点を重ねます。このクォーターも35-19とクリッパーズを寄せ付けず、リードは一気に27点に拡大。ボール・アリーナのボルテージは最高潮に達し、クリッパーズにとっては悪夢のような時間となりました。この第2、第3クォーターでの圧倒的なパフォーマンスが、試合の大きな転換点となったことは間違いありません。  


主役たちの輝きと苦悩:後半戦レポート

ナゲッツの強さの要因は、そのバランスの取れた攻撃陣にありました。この試合、なんと6人もの選手が15得点以上を記録するという、NBAのプレイオフ第7戦史上初の快挙を達成しました。アーロン・ゴードンがチームハイの22得点、クリスチャン・ブラウンが21得点と躍動。ニコラ・ヨキッチ(16得点、10リバウンド、8アシスト)とジャマール・マレー(16得点)の主力二人が比較的抑えられた中でも、チーム全体で得点を積み重ねました。特にヨキッチは、得点こそ控えめだったものの、リバウンドとアシストでチームを牽引し、トリプルダブルに迫る活躍を見せました。  

ベンチから出場したラッセル・ウェストブルックも16得点、5リバウンド、5アシスト、そして驚異の5スティールと攻守に渡って存在感を発揮。第4クォーターには豪快なダンクを決めた後、リムにぶら下がってテクニカルファウルを受ける場面もありましたが、これも彼の闘争心の表れでしょう。マイケル・ポーターJr.も15得点を記録し、勝利に貢献しました。  

一方のクリッパーズは、カワイ・レナードが22得点、イビチャ・ズバッツが10得点、14リバウンドと奮闘したものの、もう一人の大黒柱であるジェームズ・ハーデンがわずか7得点(フィールドゴール8本中2本成功)と沈黙したのが響きました。ハーデンは13アシストを記録しましたが、得点面での貢献が期待される中、厳しい結果となりました。  

第4クォーター、クリッパーズはベンチメンバーを中心に意地を見せ、点差を詰めようと試みますが、ナゲッツが築いたリードはあまりにも大きく、反撃も及びませんでした。最終スコアは120-101。デンバー・ナゲッツがホームでクリッパーズを退け、カンファレンス・セミファイナル進出を決めました。  


主要選手スタッツ

選手名 (Player Name)

チーム (Team)

得点 (PTS)

リバウンド (REB)

アシスト (AST)

Nikola Jokic

DEN

16

10

8

Jamal Murray

DEN

16

3

3

Aaron Gordon

DEN

22

6

5

Christian Braun

DEN

21

4

2

Russell Westbrook

DEN

16

5

5

Michael Porter Jr.

DEN

15

6

0

Kawhi Leonard

LAC

22

5

2

James Harden

LAC

7

5

13

Ivica Zubac

LAC

10

14

2



総括:シリーズを分けたもの

最終戦までもつれたこのシリーズでしたが、終わってみればナゲッツの地力が際立った試合となりました。特に第2、第3クォーターで見せた爆発力と集中力は圧巻でした。リバウンドでも46対36とクリッパーズを上回り、セカンドチャンスポイントでも22対10と差をつけたことが、試合の流れを決定づけました。クリッパーズとしては、ハーデンの不調が誤算だったと言えるでしょう。  

この勝利により、デンバー・ナゲッツはカンファレンス・セミファイナルで、ウェスタン・カンファレンスの第1シード、オクラホマシティ・サンダーと対戦することが決定しました。レギュラーシーズンMVP最終候補のニコラ・ヨキッチとシェイ・ギルジアス・アレクサンダーのマッチアップは、次のラウンドの大きな見どころとなるでしょう。  


ハイライト動画とファンの声

この歴史的な第7戦の興奮を再び味わいたい方は、以下のハイライト動画をご覧ください。


試合後、X (旧Twitter) などのSNSでは、ファンからの様々な反応が見られました。「まさかの大差!第7戦とは思えないナゲッツの強さだった」「クリッパーズ、残念。ハーデンはどうしたんだ…」「ナゲッツの6人が15点以上って記録、ヤバすぎる!」といった驚きや称賛の声が多く上がっていました。特に、デンバーのファンアカウント @DNVR_Nuggets などは、勝利の喜びを爆発させていました。  


NBAから学ぶ英文法コーナー

さて、ここで少しブレイクタイム。興奮の試合から、英語の学習ポイントをいくつか見てみましょう!

  1. 冠詞 (Articles: a/an, the)
    • 解説 (Explanation): "a/an" は不特定のものを指し、「ある一つの〜」という意味合いです。"the" は特定のもの、文脈上どれを指すか明らかなものを指します。
    • 例文 (Example): "The Nuggets secured a decisive victory in Game 7." (ナゲッツは第7戦で決定的な勝利を収めました。) - ここでの "a victory" は、数ある勝利の中の「一つの」決定的な勝利を指します。
    • 例文 (Example): "The victory sends them to the next round against the Thunder." (その勝利により、彼らはサンダーとの次のラウンドに進みます。) - ここでの "the victory" は、直前に述べた「第7戦の決定的な勝利」という特定の勝利を指します。
  2. 時制 (Tenses: Past Simple)
    • 解説 (Explanation): 過去形 (Past Simple) は、過去のある時点で行われた、完了した動作や出来事を表すのに使われます。プレイオフの試合結果を語る際には頻繁に用いられます。
    • 例文 (Example): "Denver dominated the second and third quarters." (デンバーは第2、第3クォーターを支配しました。) - 試合中の特定のクォーターにおける完了した状況を表しています。
    • 例文 (Example): "The Clippers led after the first quarter." (クリッパーズは第1クォーター終了時点でリードしていました。) - 第1クォーター終了時点での状態を表します。
  3. 前置詞 (Prepositions: in, on, at)
    • 解説 (Explanation): 場所や時間を示す際に使われます。"in" は比較的広い場所や期間 (例: in Denver, in May)、"on" は特定の日付や曜日 (例: on Saturday)、"at" は特定の地点や時刻 (例: at Ball Arena, at 7 PM) に使われることが多いです。
    • 例文 (Example): "The game was played in Denver on Saturday." (試合は土曜日にデンバーで行われました。) - "in Denver" で都市名を、"on Saturday" で曜日を示しています。
    • 例文 (Example): "The Nuggets were at home for Game 7." (ナゲッツは第7戦をホームで戦いました。) - "at home" は慣用的な表現で、ホームコートであることを示します。
  4. 関係代名詞 (Relative Clauses: who, which, that)
    • 解説 (Explanation): 名詞を修飾する節(文)を導きます。"who" は人、"which" は物事、"that" は人・物事の両方に使えます。先行する名詞について追加情報を提供します。
    • 例文 (Example): "Aaron Gordon, who scored 22 points, was crucial for the Nuggets." (22得点を挙げたアーロン・ゴードンは、ナゲッツにとって極めて重要でした。) - "who scored 22 points" が "Aaron Gordon" を詳しく説明しています。
    • 例文 (Example): "It was a performance that stunned many fans." (それは多くのファンを驚かせたパフォーマンスでした。) - "that stunned many fans" が "a performance" を修飾しています。
  5. 助動詞 (Auxiliary Verbs: did, was/were)
    • 解説 (Explanation): 疑問文や否定文、または時制を作る際に動詞を助けます。過去形の否定文では "did not" (didn't) + 動詞の原形が使われます。
    • 例文 (Example): "The Clippers did not find an answer to the Nuggets' run." (クリッパーズはナゲッツのランに対する答えを見つけられませんでした。) - "did not find" で過去の否定を表します。
    • 例文 (Example): "James Harden was struggling with his shot." (ジェームズ・ハーデンはショットに苦しんでいました。) - "was struggling" で過去進行形を表し、その時点での状況を描写します。

結び

デンバー・ナゲッツ対ロサンゼルス・クリッパーズの第7戦は、序盤の接戦から一転、ナゲッツが圧倒的な力を見せつけて勝利を収めるという劇的な幕切れとなりました。
プレイオフならではの緊張感と、予想を超える展開に、ファンとして大いに興奮させられました。ナゲッツはこれでカンファレンス・セミファイナルに進出。
待ち受けるのは若き才能集団オクラホマシティ・サンダーです。
ヨキッチ対SGAというMVP候補同士の対決も含め、次のシリーズも目が離せません。
引き続き、熱い戦いに注目していきましょう!

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