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激闘の2024-25シーズン!八村、渡邊、そして河村勇輝の挑戦!

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激闘の2024-25シーズン!八村、渡邊、そして河村勇輝の挑戦!

激闘の2024-25シーズン総括とNBAプレイオフ展望:八村、渡邊、そして河村勇輝の挑戦!

2024-25シーズンのNBAレギュラーシーズン、本当にあっという間でしたね!
いよいよ、ここからが本番、ポストシーズンの熱い戦いが始まります!
若手の台頭、素晴らしい個人記録、そして我らが日本人選手の活躍と挑戦。今シーズンも本当に色々なドラマがありました。

この記事では、レギュラーシーズンを振り返りつつ、これから始まるプレイイン・トーナメントとプレイオフの見どころを、特に日本のファン目線で語っていきたいと思います!
八村塁選手のレイカーズでの頑張り、渡邊雄太選手の日本復帰という大きな決断、そして新たにNBAのドアを叩く河村勇輝選手の挑戦にも、しっかり触れていきたいです!

今シーズンのハイライト動画の一つはこちらでチェックできます:



1. 勢力図が変わった!?若手がリーグをかき回したレギュラーシーズン

今シーズンのNBAは、カンファレンスのトップに新しいチームが登場するなど、勢力図に大きな変化が見られたシーズンとなりました!

イースタン・カンファレンス:キャブズの快進撃と強豪の安定感

イーストでは、クリーブランド・キャバリアーズが非常に強かった!なんと64勝18敗という驚異的な成績で、堂々の第1シードを獲得!これは、長年の強豪ボストン・セルティックス(61勝21敗、第2シード)をも上回る結果で、正直驚きました。若いチームが見事に成熟した証拠ですね。ドノバン・ミッチェルやエバン・モーブリー、ジャレット・アレンといった中心選手たちの活躍は目覚ましいものがありました。

もちろん、セルティックスも相変わらず強く、ジェイソン・テイタムを中心に安定した戦いぶりでしっかり2位をキープ。ニューヨーク・ニックスもカール・アンソニー・タウンズらが奮闘し、51勝で第3シードと大きく躍進!インディアナ・ペイサーズ(50勝、第4シード)、ミルウォーキー・バックス(48勝、第5シード)も安定した力を見せ、上位シードを確保しました。

特に驚いたのは、デトロイト・ピストンズ!近年再建中という印象でしたが、今シーズンはなんと44勝を挙げて、第6シードでプレイオフ直接進出!これは多くの予想を覆す快挙であり、イーストの中位争いの激しさと、チームの成長スピードを物語っています。対照的に、かつての強豪フィラデルフィア・76ersは24勝58敗と大きく順位を落として13位。主力選手の離脱や怪我が響いた結果でしょう。リーグの浮き沈みの激しさを感じますね。

ウェスタン・カンファレンス:サンダーの歴史的シーズンと超ハイレベルな上位争い!

ウェストでは、オクラホマシティ・サンダーがリーグ最高の68勝14敗という素晴らしい成績で、文句なしの第1シード!
シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(SGA)を中心にした若いチームが、シーズンを通して本当に強かったです。
この若いチームの成功は、近年のドラフト戦略や育成が見事に実を結んだ結果であり、新しい時代の到来を感じさせますね!

ヒューストン・ロケッツも52勝で第2シードという、素晴らしい成長を見せました。
そして、3位から5位がロサンゼルス・レイカーズ、デンバー・ナゲッツ、ロサンゼルス・クリッパーズで、なんと3チームとも50勝32敗で並ぶという大混戦!この3チームが全く同じ成績というのは、ウェスト上位のレベルがいかに拮抗しているかを示しています。タイブレークで順位は決まりましたが、実力差はほとんどなく、これらのチームがぶつかるプレイオフ序盤は、非常に面白く、勝敗の予測は困難です!

6位にはミネソタ・ティンバーウルブズ(49勝)、7位にゴールデンステート・ウォリアーズ(48勝)、8位にメンフィス・グリズリーズ(48勝)が続き、プレイオフ(またはプレイイン)への切符を手にしました。

2024-25 NBA カンファレンス最終順位(トップ10)

順位

イースタン・カンファレンス

W

L

W/L%

順位

ウェスタン・カンファレンス

W

L

W/L%

1

クリーブランド・キャバリアーズ

64

18

.780

1

オクラホマシティ・サンダー

68

14

.829

2

ボストン・セルティックス

61

21

.744

2

ヒューストン・ロケッツ

52

30

.634

3

ニューヨーク・ニックス

51

31

.622

3

ロサンゼルス・レイカーズ

50

32

.610

4

インディアナ・ペイサーズ

50

32

.610

4

デンバー・ナゲッツ

50

32

.610

5

ミルウォーキー・バックス

48

34

.585

5

ロサンゼルス・クリッパーズ

50

32

.610

6

デトロイト・ピストンズ

44

38

.537

6

ミネソタ・ティンバーウルブズ

49

33

.598

7

オーランド・マジック

41

41

.500

7

ゴールデンステート・ウォリアーズ

48

34

.585

8

アトランタ・ホークス

40

42

.488

8

メンフィス・グリズリーズ

48

34

.585

9

シカゴ・ブルズ

39

43

.476

9

サクラメント・キングス

40

42

.488

10

マイアミ・ヒート

37

45

.451

10

ダラス・マーベリックス

39

43

.476

2. 個人の輝き!MVPレースとルーキー・オブ・ザ・イヤーは誰の手に?

チームの成功も素晴らしいですが、個々の選手の活躍も目覚ましいものがありました!特に注目はやはりMVPレースと新人王争いです。

MVPレース:SGA対ヨキッチ、新しい時代のスターか、絶対王者の継続か!?

シーズン終盤まで非常に盛り上がったMVPレースは、最終的にオクラホマシティ・サンダーのシェイ・ギルジャス・アレクサンダー(SGA)と、デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチの事実上の一騎打ちという様相を呈しました!

SGAは、サンダーをウェスト1位(68勝)に導いた立役者で、シーズンを通して評価が急上昇!得点王(平均32.7点)に輝いただけでなく、リバウンド(平均5.0)、アシスト(平均6.4)、スティール(平均1.7)、ブロック(平均1.0)でも高い数字を記録。特にディフェンス面の向上が著しく、チームのリーグ最高ディフェンスレーティング達成に大きく貢献したと言われています。多くのブックメーカーではSGAが圧倒的な最有力候補と目されており、初のMVP受賞が濃厚と見られています!SGAのMVP級の活躍はこちら



一方、過去4シーズンで3度のMVPに輝いているニコラ・ヨキッチも、相変わらず歴史的なシーズンを送っていました。平均29.6点、12.7リバウンド、10.2アシストという驚異的なスタッツを記録し、シーズン平均トリプルダブル達成に迫る活躍ぶりは、さすがの一言。ナゲッツをウェスト上位(50勝、4位)に導き、その支配力は健在です。一部の統計モデルでは依然としてヨキッチがMVP確率でトップと評価されているものの、ブックメーカーのオッズではSGAに大きく水をあけられています。
この評価の乖離は、ヨキッチに対する「投票疲れ」の可能性と、SGAが率いる若きサンダーの躍進という新鮮なストーリーが、投票者心理に影響を与えている可能性を示唆しているのかもしれません。数字上の貢献度ではヨキッチが依然として最高レベルにあるものの、チームの予想以上の成功とSGA自身の成長物語が、彼をMVP最有力候補へと押し上げているように思われます。

その他、ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボ(平均30.4点、11.9リバウンド、6.5アシスト)やボストン・セルティックスのジェイソン・テイタム(平均26.8点、8.7リバウンド、6.0アシスト)も素晴らしいシーズンを送りましたが、MVP争いではSGAとヨキッチに次ぐ存在と見られています。

MVP最終候補スタッツ比較(2024-25シーズン)

選手名

チーム

PPG

RPG

APG

SPG

BPG

FG%

チーム成績 (シード)

シェイ・ギルジャス・アレクサンダー

OKC

32.7

5.0

6.4

1.7

1.0

51.9%

68-14 (West #1)

ニコラ・ヨキッチ

DEN

29.6

12.7

10.2

1.8

0.6

57.6%

50-32 (West #4)

ルーキー・オブ・ザ・イヤー:ステフォン・キャッスルが独走状態!

新人王(Rookie of the Year)レースでは、サンアントニオ・スパーズのステフォン・キャッスルがシーズンを通して安定した活躍を見せ、圧倒的な最有力候補となっています!ブックメーカーのオッズも他の候補を大きく引き離しています。キャッスルはルーキー全体トップクラスの平均約14得点を記録し、特にシーズン後半には平均20点超えの期間も見せるなど、得点能力の高さをしっかり示しました。キャッスルのルーキーシーズンの活躍:



昨年のドラフト全体1位指名であるアトランタ・ホークスのザッカリー・リサシェは、シーズン後半に調子を上げ、3月にはキャリアハイの36得点を記録するなど片鱗を見せましたが、キャッスルの牙城を崩すには至りませんでした。
ワシントン・ウィザーズのアレックス・サー、メンフィス・グリズリーズのザック・イーディ、ジェイレン・ウェルズらも注目されましたが、キャッスルの安定感と貢献度が際立った形です。キャッスルの平均得点(約14点)は、過去の新人王と比較するとやや控えめかもしれませんが、今年のルーキークラスの中では頭一つ抜けた存在であったことを示しています。
これは、キャッスル自身の相対的な優秀さ、あるいはドラフト上位指名選手たちが期待されたほどの支配力を見せられなかったことの反映とも言えるでしょう。

3. 日本の誇り!NBAで戦う八村塁と渡邊雄太の今

日本のバスケットボールファンにとって、NBAで活躍する自国の選手たちの動向は、やはり常に大きな関心事です!今シーズンも、八村塁選手と渡邊雄太選手が、それぞれの道を歩みました。

八村塁:レイカーズの浮沈を握るキーマン!

我らが八村塁選手!ロサンゼルス・レイカーズで、今シーズン、チームにとって不可欠な戦力として確固たる地位を築きました!
レギュラーシーズンは68試合に出場(うち39試合で先発!)、平均26.8分のプレイで13.6得点、4.3リバウンドを記録。特筆すべきはそのシュート効率の高さで、フィールドゴール成功率は53.7%、3ポイントシュート成功率は42.2%と非常に高い数字を残しました!
八村選手の今シーズンのハイライト動画:


彼の重要性を示す興味深いデータがあります。レイカーズは、八村選手が1試合に10本以上のフィールドゴールを試投した試合では22勝7敗と高い勝率を誇るのに対し、試投数が10本未満だった試合では14勝15敗と負け越しているのです!
これは、八村選手の積極的なオフェンス参加が、チームの勝利に直結している可能性が高いことを示唆しています。彼の得点力と3ポイントシュートは、レブロン・ジェームズやアンソニー・デイビスといったスター選手への負担を軽減し、オフェンスに多様性をもたらします。ディフェンス面での貢献も含め、まさに「3&D」プレイヤーとしての価値を高めています。

レイカーズはウェスタン・カンファレンス第3シードとしてプレイオフに進出!1回戦の相手は、第6シードのミネソタ・ティンバーウルブズです。ティンバーウルブズにはルディ・ゴベールやアンソニー・エドワーズといった強力な選手が揃っており、八村選手のサイズ、シュート力、そしてディフェンス能力は、このシリーズを勝ち抜く上で極めて重要となるでしょう。過去のプレイオフでも重要な場面で活躍を見せており、今ポストシーズンでの更なる飛躍が期待されます!彼が自信を持って積極的に攻撃に参加できるかどうかが、レイカーズのプレイオフでの行方を左右するかもしれません。

渡邊雄太:NBAでの挑戦に一区切り、日本へ!

一方、渡邊雄太選手は今シーズン、大きな転機を迎えました。シーズン序盤はフェニックス・サンズでプレイしていましたが、2月のトレードデッドラインでメンフィス・グリズリーズに移籍。しかし、グリズリーズでは個人的な理由によりシーズン終盤の22試合を欠場しました。シーズン全体では34試合に出場し、平均13.6分間のプレイで3.4得点、1.6リバウンドという成績でした。

そしてシーズン終了後、渡邊選手は来季のプレイヤーオプションを行使せず、NBAを離れて日本のBリーグ、千葉ジェッツでプレイすることを発表しました!これは、6シーズンにわたるNBAでの挑戦に一区切りをつけ、新たなキャリアを母国で歩むという大きな決断です。

渡邊選手は、グリズリーズ、ラプターズ、ネッツ、サンズと4チームを渡り歩き、特にネッツ在籍時(2022-23シーズン)には高確率の3ポイントシューターとして印象的な活躍を見せてくれました。しかし、NBAで安定したローテーションの地位を確立することの難しさも経験しました。シーズン中のトレードや出場機会の変動は、特にロールプレイヤーにとっては厳しい現実です。彼が日本で再び中心選手として輝きを放つことを期待したいですね!彼の日本復帰は、Bリーグにとっても大きなニュースであり、日本のバスケットボール界全体の活性化に繋がるでしょう。

4. 頂点への道!プレイイン・トーナメントとプレイオフ1回戦の組み合わせ

レギュラーシーズンの激闘を経て、いよいよポストシーズンの戦いが始まります。まずは、プレイオフ最後の椅子を賭けたプレイイン・トーナメントです!

生き残りを賭けた短期決戦:プレイイン・トーナメント!

プレイイン・トーナメントは、各カンファレンスの7位から10位までのチームが、プレイオフ第7、第8シードの座を争うシステムです(4月15日~18日開催)。7位と8位の勝者が第7シードを獲得。9位と10位の対戦が行われ、その勝者が7位対8位の敗者と対戦し、その勝者が第8シードとなります。9位対10位の敗者、そして最後の第8シード決定戦の敗者は、その時点でシーズン終了となる、まさにサバイバルゲーム!手に汗握る展開が期待されます!

今シーズンの組み合わせと結果(一部):

  • イースタン・カンファレンス
    • (7) オーランド・マジック vs (8) アトランタ・ホークス
      • 結果:マジックが勝利し、第7シード獲得。ホークスは下記(9)vs(10)の勝者と第8シード決定戦へ。
    • (9) シカゴ・ブルズ vs (10) マイアミ・ヒート
      • 勝者はホークスと第8シード決定戦へ。敗者は敗退。
  • ウェスタン・カンファレンス
    • (7) ゴールデンステート・ウォリアーズ vs (8) メンフィス・グリズリーズ
      • 結果:ウォリアーズが勝利し、第7シード獲得。グリズリーズは下記(9)vs(10)の勝者と第8シード決定戦へ。
    • (9) サクラメント・キングス vs (10) ダラス・マーベリックス
      • 勝者はグリズリーズと第8シード決定戦へ。敗者は敗退。

このプレイイン・トーナメントの導入により、レギュラーシーズン終盤の消化試合が減り、最後まで目が離せない展開が増えました。ただ、第1シードのキャバリアーズやサンダーにとっては、対戦相手が決まるのがトーナメント最終日までずれ込む可能性があり、準備期間に影響が出る側面もあります。一方で、9位や10位のチームにもプレイオフ進出のチャンスが与えられるため、番狂わせの可能性も秘めていて面白いですね。

プレイオフ1回戦:注目のカードが目白押し!

プレイイン・トーナメントの結果を踏まえ、4月19日から始まるプレイオフ1回戦の組み合わせ(一部確定、一部未定)は以下の通り決定しました!

2025 NBAプレイオフ 1回戦組み合わせ

イースタン・カンファレンス

  • (1) クリーブランド・キャバリアーズ vs (8) プレイイン勝者(ホークス vs ブルズ/ヒート勝者)
  • (2) ボストン・セルティックス vs (7) オーランド・マジック
  • (3) ニューヨーク・ニックス vs (6) デトロイト・ピストンズ
  • (4) インディアナ・ペイサーズ vs (5) ミルウォーキー・バックス

ウェスタン・カンファレンス

  • (1) オクラホマシティ・サンダー vs (8) プレイイン勝者(グリズリーズ vs キングス/マーベリックス勝者)
  • (2) ヒューストン・ロケッツ vs (7) ゴールデンステート・ウォリアーズ
  • (3) ロサンゼルス・レイカーズ vs (6) ミネソタ・ティンバーウルブズ
  • (4) デンバー・ナゲッツ vs (5) ロサンゼルス・クリッパーズ

1回戦から、レイカーズ対ティンバーウルブズ、ナゲッツ対クリッパーズ、ペイサーズ対バックスといった、実力伯仲の好カードが実現しました!これらのシリーズは、序盤からファイナルレベルの激しい戦いが繰り広げられることが予想され、プレイオフ全体のトーンを決定づけることになるでしょう。

5. プレイオフ深掘り!注目シリーズと見逃せないストーリーライン!

いよいよ始まるNBAプレイオフ!注目の対戦カードと、ポストシーズン全体を貫くであろうストーリーラインを探ります。

注目シリーズ分析!

  • ウェスト:(3) レイカーズ vs (6) ティンバーウルブズ
    • レブロン・ジェームズやルカ・ドンチッチなどスターパワーを誇るレイカーズに対し、アンソニー・エドワーズやルディ・ゴベールを擁する若くアスレチックなティンバーウルブズが挑む構図。八村塁選手がオフェンス面での起爆剤としてどのような役割を果たすかが鍵となりそうです。経験豊富なレイカーズが若手の勢いを封じ込めることができるか、注目が集まります。
  • ウェスト:(4) ナゲッツ vs (5) クリッパーズ
    • 一昨年王者ナゲッツと、カワイ・レナード、ジェームズ・ハーデンらスター軍団クリッパーズの激突。両チームはレギュラーシーズンで全く同じ50勝32敗という成績を残しており、実力は完全に互角。ヨキッチを中心としたナゲッツのオフェンスに対し、クリッパーズの強力なウィングディフェンダーがどう対応するか。逆に、クリッパーズの多彩な攻撃陣をナゲッツがどう抑えるか。戦術的な駆け引きも見どころですし、スター選手の健康状態もシリーズの行方を大きく左右しそうです。
      個人的にウェストブルックとハーデンが好きなので、楽しみなカードです。
  • イースト:(4) ペイサーズ vs (5) バックス
    • リーグ屈指のオフェンス力を誇るペイサーズと、絶対的エース、ヤニス・アデトクンボ率いるバックスの対戦。ペイサーズのハイスコアリングバスケットが、バックスのフィジカルなディフェンスとヤニスの支配力を上回れるか。ヤニスのコンディションはシリーズの行方を占う上で最大の焦点となります。
  • イースト:(2) セルティックス vs (7) マジック
    • 昨季王者で優勝候補筆頭のセルティックスが、プレイインを勝ち上がってきた若くディフェンシブなマジックと対戦。セルティックスの強力なオフェンスが、マジックの堅固なディフェンスを打ち破れるか。
      経験値で大きく上回るセルティックスが有利と見られますが、マジックが勢いに乗ればアップセットの可能性も。

プレイオフ全体のストーリーライン!

  • 若きサンダーは頂点に立てるか?:レギュラーシーズンを席巻したサンダー (#1シード)。MVP最有力候補SGAを擁しますが、プレイオフのプレッシャーは未知数。若さが勢いとなるか、経験不足が露呈するか。
  • レブロン・ジェームズ、最後の輝き?:キャリア終盤を迎えてもなおトップレベルで活躍するレブロン。彼がレイカーズ (#3シード) をどこまで導けるのか、毎試合が伝説への一ページとなるかもしれません。
  • 群雄割拠のイースタン・カンファレンス!:キャバリアーズ (#1)、セルティックス (#2)、ニックス (#3)、ペイサーズ (#4)、バックス (#5) と、実力伯仲のチームがひしめく。どのチームが抜け出すのか、予想は困難を極めます。
  • アップセットの可能性は?:下位シードにもウォリアーズ (#7)、グリズリーズ (#8)、ピストンズ (#6) など、一発勝負なら上位を食う力を持つチームが存在します。番狂わせが起きれば、トーナメントは一気に混沌とするでしょう。
  • ファイナルへの道:カンファレンス準決勝は5月上旬、カンファレンス決勝は5月下旬、そしてNBAファイナルは6月5日に開幕予定!約2ヶ月にわたる過酷なトーナメントを勝ち抜くのはどのチームか!?

プレイオフでは、レギュラーシーズンの成績だけでは測れない「経験」が大きな意味を持つことが多いです。レイカーズ、クリッパーズ、バックスといったベテラン中心のチームと、サンダー、ティンバーウルブズ、マジック、ピストンズといった若いチームとの対決は、経験と勢いのどちらが勝るかを示す試金石となるでしょう。また、スター選手の健康状態は常に最大の変数であり、一人の離脱がシリーズの流れを、ひいては優勝争いの行方を大きく変える可能性があります。

6. 新たな夢への挑戦!河村勇輝、NBAへの道!

今シーズン、日本のバスケットボール界にとって最も大きなニュースの一つが、河村勇輝選手のNBA挑戦です!BリーグでMVPを獲得するなど、国内で圧倒的な実績を残した若き司令塔が、世界最高峰の舞台を目指します!これは応援せずにはいられません!

河村勇輝:日本の若き至宝!

河村選手は、身長172cmと小柄ながら、卓越したゲームメイク能力と得点力を兼ね備えたポイントガードです。横浜ビー・コルセアーズ在籍時(2023-24シーズン)には、Bリーグでリーグ2位の平均20.9得点、リーグ1位の平均8.1アシストを記録し、まさにチームの中心、リーグの顔として活躍しました!

その実力は国際舞台でも証明済みです。2024年パリオリンピックでは、平均20.3得点、7.7アシストと素晴らしいパフォーマンスを披露!特に強豪フランス相手に29得点を挙げるなど、世界のトップレベルの選手たちを相手にしても臆することなく、その才能を発揮しました。この活躍は、彼のNBA挑戦への期待をさらに高めるものとなりました。オリンピックのような大舞台での活躍は、NBAチームにとって「即戦力」としてのポテンシャルを示す格好の場であり、グリズリーズの関心を確固たるものにした可能性が高いです。

メンフィスでの挑戦:エグジビット10契約からのスタート

河村選手は、メンフィス・グリズリーズと「エグジビット10契約」を結びました。これは、NBAの正式なロスター契約ではなく、トレーニングキャンプへの参加資格を得るための契約です。キャンプで実力を示し、まずはGリーグ(NBA傘下の育成リーグ)のメンフィス・ハッスルでプレイしながら、NBAとGリーグを行き来できる「2ウェイ契約」を勝ち取ることが当面の目標となります。渡邊雄太選手も、このエグジビット10契約からステップアップしてNBAの本契約を掴んだ先例です。

報道によれば、河村選手はすでに2024-25シーズン中にグリズリーズおよびハッスルの試合に出場しており、この厳しい競争の道を歩み始めています。グリズリーズが彼に期待するのは、Bリーグで見せたようなスコアリング能力よりも、むしろゲームメイクとパス能力であり、アシストを主体とする司令塔としての役割だと言われています。これは、かつてグリズリーズに2ウェイ契約で在籍したポイントガード、ジェイコブ・ギルヤード(同様に小柄なプレイメーカー)と比較されることもありますが、河村選手自身は「自分にしかできないことがある」と、独自のスタイルで勝負する決意を語っています。グリズリーズとしては、スターガードのジャ・モラントのバックアップ候補として、河村選手のプレイメイク能力に注目し、低リスクで育成できるGリーグ/2ウェイ契約を活用する戦略でしょう。

河村選手のGリーグでの驚異的なパスが話題に:


先人たちの背中と困難な挑戦

172cmという身長で、日本で育った選手がフィジカルコンタクトの激しいNBA/Gリーグで成功を収めることは、極めて困難な挑戦であることは間違いありません。言語や文化の壁も乗り越えなければなりません。

しかし、河村選手はこの挑戦の先に、大きな意義を見出しています。彼は、過去にNBAに挑戦した田臥勇太選手(日本人初のNBAプレイヤー)や富樫勇樹選手(Gリーグでプレイ)の姿を見て、この決断に至ったと語っています。
彼ら先人たちの挑戦が、不可能と思われた道を切り拓き、河村選手を含む次の世代に夢を与えました。
今度は自分がそのバトンを受け継ぎ、小柄な選手でもNBAのコートに立てることを証明し、日本の子供たちに希望を与えたい、という強い思いを持っているのです。
彼の挑戦は、単なる個人の夢の追求ではなく、日本のバスケットボール界全体の未来をも照らす可能性を秘めています!

NBAにおける日本人選手(2024-25シーズン)

選手名

現所属/ステータス

2024-25シーズンの注目点

八村 塁

ロサンゼルス・レイカーズ(プレイオフ進出)

プレイオフでの活躍がチームの鍵。積極性が求められる。

河村 勇輝

メンフィス・グリズリーズ/ハッスル(Gリーグ/2ウェイ契約)

NBA定着を目指し挑戦中。プレイメイク能力に期待!

渡邊 雄太

千葉ジェッツ(日本 Bリーグ)

NBAでのキャリアに区切りをつけ、日本へ復帰。

結論:シーズンの記憶とプレイオフへの期待、そして日本のバスケットボールファンへ

激動の2024-25 NBAレギュラーシーズンは、オクラホマシティ・サンダーやクリーブランド・キャバリアーズといった若い力の台頭を印象付けました!
シェイ・ギルジャス・アレクサンダーがMVP最有力候補に躍り出て、ステフォン・キャッスルが新人王レースをリードするなど、個々の選手の輝きも際立ちました。

これから始まるプレイオフは、1回戦から好カードが目白押しであり、予測不可能な熱戦が繰り広げられるでしょう!
若きサンダーが頂点まで駆け上がるのか、レブロン・ジェームズを擁し、ルカ・ドンチッチを迎えて勢いを増したレイカーズが経験値を見せるのか、群雄割拠のイースタン・カンファレンスを制するのはどのチームか。
全ての試合から目が離せません!

日本のファンにとっては、八村塁選手がレイカーズのキープレイヤーとしてプレイオフでどんな活躍を見せるか、大きな注目点です!
渡邊雄太選手は新たなステージへ進みましたが、彼がNBAで残した足跡は大きく、日本人からしたら夢のまた夢だったNBAがより身近になり、挑戦する選手も増えてくるのではないでしょうか!
そして、河村勇輝選手がNBAのコートに立つという夢に向かって、一歩ずつ困難な道を歩んでいる姿は、多くの人々に勇気を与えるでしょう!

世界最高峰の舞台で繰り広げられる激闘と、そこで挑戦を続ける日本人選手たちの姿を、一緒に応援していきましょう!
NBAプレイオフという最高のエンターテイメントが、まもなく始まります!
今年はどんなドラマが生まれるのか、今から楽しみですね!


NBAから学ぶ英会話コーナー

NBA選手のインタビューや試合中のコメントには、日常会話でも使えるクールなフレーズがたくさん!
ここでは、河村勇輝選手のインタビューからいくつかピックアップしてご紹介します。  


1. "bring the good energy"

  • 意味: 「良いエネルギーをもたらす」「良い雰囲気を作る」「チームを盛り上げる」といった意味合いで使われます。チームスポーツなどで、ポジティブな影響を与えたいという気持ちを表すのにぴったりな表現です。
  • 記事中の例文: 「河村選手はGリーグの試合で、ベンチから出場しても常に 'bring the good energy' を心掛け、チームに貢献しようとしています。」

2. "that pass is crazy"

  • 意味: "crazy" はスラングで「ヤバい」「すごい」「信じられない」といった、驚きや称賛を表す言葉としてよく使われます。このフレーズは、特にスーパープレイや予想外の出来事に対して使われることが多いです。
  • 記事中の例文: 「河村選手のノールックパスを見たファンからは、SNSで 'that pass is crazy!' という驚きの声が多く上がりました。」

3. "performance off the bench"

  • 意味: "off the bench" は「ベンチから(出場して)」という意味。スポーツで、スターティングメンバーではない選手(控え選手)の活躍ぶりを指すときに使われる表現です。"performance" は「活躍」「パフォーマンス」のこと。
  • 記事中の例文: 「八村選手もレイカーズで、先発だけでなく 'performance off the bench' でもチームに貢献できることを証明しています。」

4. "no-look dime"

  • 意味: "no-look" は「見ないで(パスを出すこと)」、"dime" はバスケットボールのスラングで「アシストパス」を意味します。つまり、「ノールックパス」のこと。おしゃれで高度なアシストを表現するクールな言い方です。
  • 記事中の例文: 「河村選手の Gリーグでの 'no-look dime' は、彼の卓越したパスセンスを示すプレイとして話題になりました。」 


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